2015/02/27.Fri
野草の庭の冬のお手入れ
野の花司では山野草の庭づくりをしています。
山野草の多くは、秋になると地上部が枯れますが、春にはまた芽が出てきます。
お手入れがラクチンなのも山野草のお庭の特徴なのですが、
一年に一度「秋に枯れた草を刈る」というお手入れだけは、必ずお願いをしています。
それってどうやるの??山野草の庭ってどうすればいいの??という方!
今日は冬のお手入れの様子をご紹介します!
お手入れ前の様子です
夏からかなりほったらかしにしておりました。。。
ちなみにこちらが初夏の頃です。
それでは作業を開始。
とにかく、枯れた地上部を刈っていきます。
はさみでも構いませんが、量が多いときは鎌がおすすめです。
このように地際に葉を当てて
サクサクと刈っていきましょう。
この枯れ草刈りはどういう意味があるのかというと、
春の可愛い新芽のための作業なのです。
一見全て枯れてしまったように見えますが、
この草たちは根っこだけは生きています。
冬の寒い間、雪や寒風に負けてしまわないように、
地上部は枯らして、根だけが土の中で寒さを凌いでいます。
落葉樹が冬前に葉を落とすのと同じですね。
そして、土の中でじっとお休みをしながら、
春に新しい芽を出す準備をしています。
暖かくなっていよいよ芽を出そうというときに、
上に去年の枯れ葉があると、それを避けるために新芽はくねくねと間のびします。
お隣の大きな植物の枯れ葉で日陰になってしまうことも。
枯葉を刈って、株元までしっかりと日が届くようにしてあげる。
そして、障害物がなく、まっすぐに芽が上がってこられる。
そんな手助けをするのが、この枯れ草刈りなのです。
きれいに草を刈ると背の高い植物にも低い植物にも均等に日が当たります。
そうでないと、勢力旺盛な植物はどんどん大きくなり、
その結果小さな植物はずっと陰になってしまい、消えてしまうこともあります。
また、枯れた茎の途中から新芽がでたりすると、
倒れ込んでしまい、姿が乱れ荒れた印象になったり、
隣の植物の邪魔をすることになってしまいます。
そんなわけで、お庭をいい状態でキープするために、
枯草刈りはとても大切な作業です。
暴れる枯れススキも
このとおり
こちらの細い枝はハギの落葉した後です。
ハギは草ではありませんが、萌芽力がとても強い植物です。
お庭では大きくなりすぎますから、毎年地際から刈り取ります。
こちらは硬いので、鎌ではなくハサミでカット。
一年でこれだけ伸びるのですよ、心配はいりません!
地際からすっきり
萩や、大きくなったススキのように丈の高いものは、
いきなり地際から切らず、先に半分くらいの所でカットして
短くしておくと作業がしやすいです。
ちなみにハギの手前にあるシュンランやツワブキは
常緑の植物なのでそのまま大切に。
シュンランはこの時期よく見ると
花芽が出てきているかもしれません!
休憩を挟みながら、ざっとですが一通り刈り終わりました。
before
after
あとは刈った草を片付けて・・・
これで安心して春を待つことができます。
刈っていると、こっそりと隠れていた新芽に出会ったりして、
それも楽しい作業です。
冬のお庭は少し寂しいですよね。
でもこの寂しい景色があるからこそ、春の感動は何倍にもなります。
暖かくなると、この冬枯れの庭から新芽が沢山顔を出して
あっというまに緑色に変わります。
野草のお庭で、一番劇的なのがこの春の芽吹きだと思います。
それに備えて、是非今のうちにお手入れをしてみてください。
そして、春の芽吹きの感動を是非味わっていただきたいです!!
冬のお手入れどうでしたか?
あぁ、なんだ、それでいいのか!と思っていただけたら嬉しいです。
お庭のお手入れって、頭で考えている方が難しいかもしれません。
植物と季節の自然な流れにのって、気軽に始めてみてください。
お手入れがラクチンなのも山野草のお庭の特徴なのですが、
一年に一度「秋に枯れた草を刈る」というお手入れだけは、必ずお願いをしています。
それってどうやるの??山野草の庭ってどうすればいいの??という方!
今日は冬のお手入れの様子をご紹介します!
お手入れ前の様子です

夏からかなりほったらかしにしておりました。。。
ちなみにこちらが初夏の頃です。

それでは作業を開始。
とにかく、枯れた地上部を刈っていきます。
はさみでも構いませんが、量が多いときは鎌がおすすめです。
このように地際に葉を当てて

サクサクと刈っていきましょう。
この枯れ草刈りはどういう意味があるのかというと、
春の可愛い新芽のための作業なのです。
一見全て枯れてしまったように見えますが、
この草たちは根っこだけは生きています。
冬の寒い間、雪や寒風に負けてしまわないように、
地上部は枯らして、根だけが土の中で寒さを凌いでいます。
落葉樹が冬前に葉を落とすのと同じですね。
そして、土の中でじっとお休みをしながら、
春に新しい芽を出す準備をしています。
暖かくなっていよいよ芽を出そうというときに、
上に去年の枯れ葉があると、それを避けるために新芽はくねくねと間のびします。
お隣の大きな植物の枯れ葉で日陰になってしまうことも。
枯葉を刈って、株元までしっかりと日が届くようにしてあげる。
そして、障害物がなく、まっすぐに芽が上がってこられる。
そんな手助けをするのが、この枯れ草刈りなのです。
きれいに草を刈ると背の高い植物にも低い植物にも均等に日が当たります。
そうでないと、勢力旺盛な植物はどんどん大きくなり、
その結果小さな植物はずっと陰になってしまい、消えてしまうこともあります。
また、枯れた茎の途中から新芽がでたりすると、
倒れ込んでしまい、姿が乱れ荒れた印象になったり、
隣の植物の邪魔をすることになってしまいます。
そんなわけで、お庭をいい状態でキープするために、
枯草刈りはとても大切な作業です。
暴れる枯れススキも

このとおり

こちらの細い枝はハギの落葉した後です。

ハギは草ではありませんが、萌芽力がとても強い植物です。
お庭では大きくなりすぎますから、毎年地際から刈り取ります。
こちらは硬いので、鎌ではなくハサミでカット。
一年でこれだけ伸びるのですよ、心配はいりません!
地際からすっきり

萩や、大きくなったススキのように丈の高いものは、
いきなり地際から切らず、先に半分くらいの所でカットして
短くしておくと作業がしやすいです。
ちなみにハギの手前にあるシュンランやツワブキは
常緑の植物なのでそのまま大切に。
シュンランはこの時期よく見ると
花芽が出てきているかもしれません!
休憩を挟みながら、ざっとですが一通り刈り終わりました。
before

after

あとは刈った草を片付けて・・・
これで安心して春を待つことができます。
刈っていると、こっそりと隠れていた新芽に出会ったりして、
それも楽しい作業です。
冬のお庭は少し寂しいですよね。
でもこの寂しい景色があるからこそ、春の感動は何倍にもなります。
暖かくなると、この冬枯れの庭から新芽が沢山顔を出して
あっというまに緑色に変わります。
野草のお庭で、一番劇的なのがこの春の芽吹きだと思います。
それに備えて、是非今のうちにお手入れをしてみてください。
そして、春の芽吹きの感動を是非味わっていただきたいです!!

冬のお手入れどうでしたか?
あぁ、なんだ、それでいいのか!と思っていただけたら嬉しいです。
お庭のお手入れって、頭で考えている方が難しいかもしれません。
植物と季節の自然な流れにのって、気軽に始めてみてください。
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2014/04/18.Fri
司の屋上庭園

クマガイソウ
久しぶりに冷え込んだ東京です・・・
今日は、司の屋上庭園の様子をご紹介します!

ふと上を見上げると・・・美しい


シャクナゲと藤

ビル街に藤が真っ盛りです。

オガタマ
司の屋上庭園の歴史は、十数年。
庭の中心には大きなヤマボウシ、池には、水生植物、タデなどが育っています。
可愛らしい花を付ける常緑のテイカカヅラやアケビ、
藤などの蔓性植物は、伸びるのに 少し時間が掛かりますが、
だんだん建物に馴染んでいく様子を見るのは、嬉しいものです。

アジュガ
足元にも元気な野草がいっぱいです。
種がはぜたり、飛んだり、いつの間にかあちらこちらから
芽が出ていてドキドキします。

ヤマボウシの下には 姫小判草

クリスマスローズが種を付けています。

雀の槍

茶花でも愛用される ウグイスカグラ

タンチョウソウ
土の深さは20cm程度。
屋上に緑があると、下の部屋の温度は段違い!
夏なんて、本当に涼しくなります。
屋上庭園オススメです


可愛らしい 五葉アケビの花

姫ツルソバ

椿

ちょっと見え辛いですが、2階の教室からは、まるで舞台美術のような藤の花。
特等席です。
今後も、たまには屋上の様子を報告させて頂きます!
ちなみに・・・
野の花司の庭づくりの詳細は、コチラ↓をご覧くださいませ

野草の庭 www.nonohana-tsukasa.com/garden.html
++++++++++++++++++++++++++++++++++
さて、店内も優しい春の野草や、元気な花々が
賑やかにお出迎えしています!

イカリソウ

一人静

仏の座

チゴユリ

紫木蓮

ツキヌキニンドウ

八重桜

ミツバツツジ

そろそろ菖蒲の季節がやってきました。

旭山桜
++++++++++++++++++++++++++++
さて2階のスペース司では、〜4/20(日)まで
『くらしの書 教室展
ー文字の景色を書いて表具してー』
を開催しています。
教室で、少しづつ手についてきた筆づかい。
今の自分が書ける書。
我家に飾ってみたい言葉を、我家サイズに張り込んで・・・


旭山桜
++++++++++++++++++++++++++++
さて2階のスペース司では、〜4/20(日)まで
『くらしの書 教室展
ー文字の景色を書いて表具してー』
を開催しています。

教室で、少しづつ手についてきた筆づかい。
今の自分が書ける書。
我家に飾ってみたい言葉を、我家サイズに張り込んで・・・

華、馬、笑、風・・・

書をこんなにも、身近に感じ、
ふと書いて作ってみたいと思ったのは久しぶりです。

無心に書を書いて、作品として仕上げるまでの、
クリエイティブな時間。
きっとワクワクする楽しい時間なんだろうな・・・と想像しました。

こちらの作品で使われている筆はなんと「ホロホロ鳥」
↓ 左

教室の詳細は、コチラをご覧下さいませ!
くらしの書 www.nonohana-tsukasa.com/school4-13.html
ご質問など、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。
野の花司 03−3535−6929
是非、楽しい展示をご覧になりにいらして下さい


お待ちしております。
2011/06/16.Thu
久々にお庭のレポート!

沙羅双樹
曇ったり晴れ間が出たり、降り始めたり・・・

落ち着かない天気が続いていますね。
今日は、久々にお庭のメンテナンスをレポートします!
以前にも登場しました新座のお寺(満行寺様)のお庭です。
沙羅双樹がお出迎え・・・
目に優しい緑が満載です・・・


こんもりと成長していた梅花甘茶 ↑
小さな鈴の様にぶら下がった蕾がパカッと割れて、黄色の雌しべいっぱいの花が咲きます。


そして、この時期清楚に咲くのが、茶花にも重宝する笹百合↑
市場から入荷するものより、自然のものは華奢で色も繊細☆

甘茶

斑入り花菖蒲

岡虎の尾

アケボノフウロ
フウロソウには、何百種類と色々な種類があります。

半夏生
半夏生は、成長すると葉の半分がお化粧をしたように白くなります。

大山蓮華
大山蓮華は、このお餅のような蕾が印象的

お庭にはこの他にも、季節の野草が沢山あります。
これからもレポートしていきますので、どうぞお楽しみに!
さて、店頭では今、山アジサイや松本センノウ、桔梗、河原撫子などの
苗物がよく売れています。
植物を触るのに、気持ちがいい季節ですよね。
これから、ますます苗の種類は増えていきます!
お気に入りの緑が近くにあると、気持ちが安らぎます・・・
どうぞ見にいらして下さい

2009/04/04.Sat
春のお庭の手入れに行きました!
ついに桜が満開になりましたね!
咲き誇る桜の花を見ていると、心が和みます。
咲きたてのプリっとした花はもちろん、花びらがはらはらと散る様子もまた美しく、
桜がたくさんある日本に生まれてよかったなあ~としみじみ思います。
さて、いよいよ春本番。
桜もいいけれど、自分の家のお庭やベランダも華やかに彩りたくなる季節ですよね。
でも、自分でやるとなかなか思うようにならなくて・・・
などと、お悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
司では、野の花や山の花を使った
ガーデニングの設計や施工も承っています。
しっとりした雰囲気のお庭にしたいのだけど、
どこから手をつけていいのか迷ってしまう・・・
日陰でもよく育つ草木を植えたいのだけど、
何をどう植えたらよいのかわからない・・・
そんなお悩みに司がお応えします!
野草の庭には、野の花が芽を出し、花を咲かせ、実をつけるといった
四季折々の変化を身近に感じたりする風情があります。
また、咲いた花一輪をお部屋に活けるだけで、
いつもと違った雰囲気が楽しめます。
今年の春は、心和む野の花のお庭を作ってみませんか?
制作後も、手入れや剪定など季節ごとのメンテナンスにお伺いします。
今回は、最近お手入れに行ったお庭の様子をご紹介します。
埼玉県新座市にある満行寺さんです。
東京より少し寒いので、春がちょっぴり遅いです。
でも、あちこちでかわいいお花が咲き始めていました!

菊咲きイチゲ 貝母百合
見ごろを迎えている草木もたくさん。

クリスマスローズ 赤花馬酔木
お客様のイメージやご希望、ご予算に合わせた庭づくりを行いますので
お気軽にご相談くださいね。
各種施工例はこちらをご覧下さい!

こんな箱庭も作れます♪
咲き誇る桜の花を見ていると、心が和みます。
咲きたてのプリっとした花はもちろん、花びらがはらはらと散る様子もまた美しく、
桜がたくさんある日本に生まれてよかったなあ~としみじみ思います。
さて、いよいよ春本番。
桜もいいけれど、自分の家のお庭やベランダも華やかに彩りたくなる季節ですよね。
でも、自分でやるとなかなか思うようにならなくて・・・
などと、お悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
司では、野の花や山の花を使った
ガーデニングの設計や施工も承っています。
しっとりした雰囲気のお庭にしたいのだけど、
どこから手をつけていいのか迷ってしまう・・・
日陰でもよく育つ草木を植えたいのだけど、
何をどう植えたらよいのかわからない・・・
そんなお悩みに司がお応えします!
野草の庭には、野の花が芽を出し、花を咲かせ、実をつけるといった
四季折々の変化を身近に感じたりする風情があります。
また、咲いた花一輪をお部屋に活けるだけで、
いつもと違った雰囲気が楽しめます。
今年の春は、心和む野の花のお庭を作ってみませんか?
制作後も、手入れや剪定など季節ごとのメンテナンスにお伺いします。
今回は、最近お手入れに行ったお庭の様子をご紹介します。
埼玉県新座市にある満行寺さんです。
東京より少し寒いので、春がちょっぴり遅いです。
でも、あちこちでかわいいお花が咲き始めていました!


菊咲きイチゲ 貝母百合
見ごろを迎えている草木もたくさん。


クリスマスローズ 赤花馬酔木
お客様のイメージやご希望、ご予算に合わせた庭づくりを行いますので
お気軽にご相談くださいね。
各種施工例はこちらをご覧下さい!

こんな箱庭も作れます♪
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