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2016/11/24.Thu

下口 泉 日本画作品展 cafeの人々

今日は朝から雪にみぞれ...
とっても冷たい1日になりました。

スペース司では、先週末から素敵な絵画展を開催しています!

下口泉06

ー 下口 泉 日本画作品展 cafeの人々 ー


下口泉07

フランスのカフェで話し込む女性たち。
ひっそりと会話する男女。
はたまた彫刻家のアトリエに、ベルギーの窓辺...
まるで街の喧騒や人々の会話が聞こえてきそうな、
躍動感と、生き生きとした空気があります。

一見油絵のようにも見える下口さんの作品。
実は、黒耀石や緑青などの岩絵の具を使った「日本画」なのです。

下口泉05

日本画の技法を用いて、ヨーロッパのカフェや教会、海辺の景色を描かれており、
その雰囲気は、洗練されてモダン、でもどこか温かさと少しユーモアもあって、
今まで見たことのない画風を醸し出しています。

下口さんに創作過程などのお話しを聞くと、
完成までには大変な工程とご苦労がおありとのこと...

下口泉04

まずは描く「和紙のベース作り」。
岩絵の具がにじまぬように、紙の表裏に手を加えます。
ようは和紙の表面に、絵の具の引っかかりを作る為の作業なんです、
と丁寧に教えてくださる下口さん。

胡粉や泥絵の具を塗ったり...そして乾くのを待って、描ける段階になってからも
塗る順番や、絵の具の濃さ(にかわとの配合)など、
間違えるとはがれ落ちてしまう様な、大事な作業が続きます。

下口泉10
芳香 Ⅱ

こちらの作品、近づいて、よーく見ると...
下口泉11

重なり合った岩絵の具の粒子や、その複雑な発色具合、
和紙表面の素材感まで、表情豊かに見て取れます。

このような難しい工程を繰り返し、ようやく完成する下口さんの作品。
普段、ガラス越しにしか見られない日本画とは違い、
こんなにも近くで、そして作家ならではの、
デッサン過程など、楽しいお話しを聞きながら見られます。

明日11月25日(金)まで開催 しています!

ちなみに私が素敵だなぁと見入ってしまったのはコチラ・・・

下口泉09

松尾芭蕉の奥の細道を、下口さんの画と書で再構築した
書画作品です。

下口泉08

他の画とは、またがらっと変わった、数ページに渡る日本風の作品。
流れるような書体と余白、少し可愛らしくもある画の数々に魅了されます。

様々な画風の作品を生み出す下口さんの、美の創造源が気になります...


スペース司 | Comments(0)
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